母、突然のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)発症

数ヶ月前、実の母親が呼吸困難で救急搬送された。インフルエンザから肺炎になり、発熱は37度代と低かったものの、ひどい咳と息切れが急速に悪化して呼吸困難に陥ってしまったのだ。
一人で暮らす母は、徒歩5分ほどに住む娘(私)に迷惑をかけまいと、死ぬ思いで一晩を過ごしたらしい。
翌日、仕事中に私の携帯に電話がかかった時には、既に声もとぎれとぎれという状況だった。

70歳を過ぎて数年。今まで大病をしたこともなく、本人曰く「元気だけが取り得」という、同年代の女性と比べても自由気ままに人生を楽しんでいた母。お酒も飲むし煙草も吸う。社交ダンスを楽しみ、ダンスパーティーや打ち上げ、週に1度の映画館通いと、年齢にそぐわない活動的な生活をしていた。

その生活が一変してしまったのだ。

もともと肺気腫をもっていますね

救急搬送された病院の医師から「もともと、肺気腫をもっていますね。」そう告げられたとき、まったくピンと来なかった。肺気腫という病気に関する知識もまったくない状態であったし、インフルエンザから肺炎になったことに間違いはないという部分にばかり、私の意識はフォーカスされていた。

慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstructive pulmonary disease)とは、従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称です。COPDは「タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患」であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病と考えられています。わが国のCOPD患者は確実に増加しつつあり、40歳以上の人口の8.6%、約530万人の患者が存在すると推定されています。しかし、実際には22万人程度しか治療を受けていないことから、多くの未診断、未治療の患者が潜在していると思われます。
出典:日本呼吸器学会

母の肺の状態

「煙草、やめないと将来ぜったい後悔するよ」
そういう私に母は決まって、こう答えてきた。
「好きなもの我慢してまで長生きしたくないから」
そこまで好きなら、好きにすればいいと、なぜ放任してしまったのだろう。こんなことになることを少しでも想像することが出来ていれば、きっと私はどんな手を使ってでも、母から煙草を取り上げていたに違いない。

20歳そこそこから煙草を吸い始めて50年。確実に母の肺は蝕まれてきたようだ。
数年前から目立つようになった乾いた空咳と、肩で息をする様子、体重の減少。今となっては遅いがせめて2~3年前に何故、何故!無理にでも受診させなかったのかと後悔しきりだ。

COPDの最大の原因は喫煙です。タバコの煙を吸入することで肺の中の気管支に炎症がおきて、咳(せき)や痰(たん)が出たり、気管支が細くなる事によって空気の流れが低下します。また、気管支が枝分かれした奥にあるぶどう状の小さな袋である肺胞(はいほう)が破壊されて、肺気腫という状態になると、酸素の取り込みや二酸化炭素を排出する機能が低下します。COPDではこれらの変化が同時に種々の割合で併存していると考えられています。胸部エックス線写真や胸部CT検査で気腫が多く見られる場合を「気腫型」、気腫がないかあるいはわずかな場合を「非気腫型」と呼んでいます。
出典:日本呼吸器学会

入院治療から検査、COPD(慢性閉塞性肺疾患)との診断

入院してからの治療は、肺炎に対するものが中心だった。

  • 抗生物質の点滴
  • 気管支拡張剤の吸入
  • 鼻からの酸素吸入
  • 幸い、発熱をぶり返すこともなく、咳と呼吸苦も日を追うごとに良くなり、母は入院して1週間ほどで退院となった。
    入院中にいくつかの肺に関する検査を受けた結果、タイトルにあるとおり、「COPD(慢性閉塞性肺疾患)」と診断されてしまったのだ。今回、入院治療を受けた病院は地域では有名な総合病院ではあるものの、呼吸器の専門医がおらず、「退院したら専門の病院を受診してください」と言われ、近隣の開業医への紹介状を渡された。

    その後の経過と現状

    母の状況は日を追うごとに悪くなってきている。紹介してもらった開業医で診て貰うも、「現状維持、徐々に悪くなるが、よくはならない」と断言されてしまい、しかし検査や今後の見通しはまったく提示されないまま1か月が過ぎた。

    処方された薬を飲み、朝夕の吸入をしているのが功を奏しているのか、大きな呼吸困難はこの1か月おそってきておらず、母も気を抜いたのか。

    またもや母は救急搬送されてしまったのだ。

       次へ続く

    あなたもCOPDのセルフチェックをしてみてください

    【COPDのセルフチェック】
    COPDの診断は前述の通り、スパイロメトリーという検査を行って確定診断がされます。この検査はクリニックを受診しないと受けることができません。
     ここでCOPDのセルフチェックをご紹介します。この検査は”COPDかもしれない””COPDが心配”という人にお勧めです。
     COPDセルフチェックをお勧めするのは、すべての方ではなく、以下の項目に該当する方です。
     •タバコを15年以上吸っている
     •長い間、咳や痰、動いた時の息苦しさがある
     •朝起きて最初にやることは”痰を出すこと”である
     •同年代の友人と歩いていて、自分だけハーハー言っている、歩く速度が遅れてきた
    出典:医療法人社団 康裕会 浅草クリニック

    なってから後悔しないために。ね。




    関連記事

    ●このブログの運営者


    Willkinokoです。大阪在住の会社役員。バツ1、子持ちのアラフォーです。趣味はブログの運営と体を動かすこと。日々、自分の生活に目を向け、感じたことをブログに綴っていきたいと思っています。 詳しく見る

    Twitter

    ●ブログ検索

    ページ上部へ戻る